石油連盟は、毎年新しく興味深いトピックをワークショップに取り入れ、エクソン・バルディーズ号事故(1987)、湾岸戦争によ
る油流出(1991)、ナホトカ号事故(1997)、メキシコ湾原油流出事故(ディープウォーターホライズン、2010)等の大規模油流出事故から学んだ
教訓に基づく対応戦略の開発について、解説してきた。今回は、「新型コロナウィルスの世界的大流行の中、油流出事故対応が直面する課題」をテーマに、第9
回油流出ワークショップを2022年2月22日(火)に開催する。
油濁対応に関する戦略は、発展を続けている。この2年間、COVID-19の世界的流行は、我々の日常生活に多くの
課題を突き付けた。また、あらゆる分野の産業は、制約にどのように対処していくか、独自の解決策を考え出す必要に迫られた。この間も、石油業界は石油の探
査、生産、精製、輸送に関与しているため、油流出事故のリスクは依然として存在し、パンデミック中でも事故が発生したのは不可避であった。
本ワークショップでは、この2年間に発生した油流出事故、グローバルな視点で対処方法を探った事故対応計画、および
制約の下で成功した個々の対応実施例に焦点を当てる。それぞれの組織で対応計画に携わった方および実際に事故に対応した方から、直に話を聞く。
講演終了後には、参加者と講演者が自由に討議するためのセッションを設け、質疑応答の他、講演で提起された問題の理解を確認し、掘り下げる。
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