油流出に関する国際シンポジウム
− 油流出対応のための多様な試み −
- Changes on OSR System in Major Countries/
Resent Movement of Compensation Scheme-
平成14年3月6日・7日
March 6& 7, 2002
石 油 連 盟
Petroleum Association of Japan
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国際会議の概要
名称
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油流出に関する国際シンポジウム
− 油流出対応のための多様な試み −
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日時
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平成14年3月6日(水)〜3月7日(木)
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場所
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経団連会館(11階、ゴールデン・ルーム)
東京都千代田区大手町1−9−4
TEL : 03 −3279 −1411
FAX : 03 −3279 −3393
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目的
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1991年度よりスタートした大規模石油災害対応体制整備事業は、現在国内外に11基地を有し、また、保有する資機材も、ハード面の整備をほぼ終了、これまでに計16回の貸し出しを行い、国内的にも国際的にも油濁対応能力の向上に貢献してきた。
国際的には、1999年11月のエリカ号以来、大規模な油流出事故は起きていない。しかし、中小の事故は依然として発生し、これら事故への反省を元とした各国の油流出対応体制は引き続き整備が行われている。これらの動きの中には、石油連盟の事業に対し多くの示唆を含むものがあることから、主要な事故例とその後の体制の整備状況に関する報告を受けることは非常に有意義であると考えられる。また、わが国近海であるサハリンでの原油開発の本格化は、北海道を中心としたわが国油流出対応体制に、新たな課題をもたらす可能性がある。このことから、今回初めてサハリンにおける油流出対応体制について、サハリンサイドから報告を受けることとした。さらに、石油連盟の資機材基地が更に有効かつ効率的に機能するよう、国内外油濁防除資機材基地関係者が一堂に会し、実施した訓練の成果を検討し、また国際的な専門家から油濁対応のより実際的なノウハウを習得するため、個別の分科会も開催する。
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言語
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日本語、英語 同時通訳
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主催
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石油連盟
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後援
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経済産業省
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事務局 (連絡先)
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石油連盟 油濁対策部
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4
TEL 03-3279-3819
FAX 03-3242-5688
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司会:西垣憲司 石油連盟油濁対策部長 |
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10:00 |
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開会挨拶 |
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岡井政義 石油連盟運輸委員会委員長 東燃ゼネラル石油(株) 代表取締役社長 |
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10:10 |
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来賓挨拶 |
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村田光司 経済産業省資源エネルギー庁資源燃料部 石油精製備蓄課長 |
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| 基調講演 |
10:20 |
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「最近のITOPFの活動」
Dr. Karen Purnell,
Senior Technical Advisor, The International Tanker Owners Pollution Federation Ltd. (ITOPF)
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| 国際的油濁関連機関の動き |
11:00 |
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「IPIECAの油流出対応体制について」
Mr. Jim Thornborough, Vice Chairman, IPIECA
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11:35 |
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「国際油濁補償基金の今後の動き」
Mr. Jose Maura, Head, Claims Department,
The International Oil Pollution Compensation Funds (IOPC Funds)
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12:10 -13:30 |
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<昼 食> |
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| 最近の油流出事故とその後の油流出対応体制の変化 |
13:30 |
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「Zainab号事故とその後の油流出対応体制の変化」
Mr. Bruce McKenzie,
Crisis Management Coordinator, Abu Dhabi National Oil Company (ADNOC)
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14:05 |
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「Baltic Carrier号事故への対応」
Com. Peter Soeberg Poulsen, Branch Chief,
Maritime Environmental Pollution Combatting, HQ’s Admiral Danish Fleet (Danish Navy)
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14:40 - 15:00 |
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<休 憩> |
15:00 |
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「Amorgos号事故とその後の油流出対応体制の変化」
Mr. Shean-Rong Cheng,
Director General, Bureau of Water Quality Protection, Environmental Protection Administration (EPA Taiwan)
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16:05 |
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「Natuna Sea号事故―費用問題の後始末と問題点」
Mr. Ian Ferguson, Director A. Bilbrough & Co. Ltd. (London P & I Club)
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新技術の適用 |
10:00 |
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「油処理剤の適用(カナダを例とした認可、試験方法)」
Mr. Don Rodden,
Superintendent of Environmental Response, Canadian Coast Guard
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10:35 |
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「タンカー火災に対する放射砲の適用」
Mr. Eric Lavergne,
Lead Firefighter, Willams Fire & Hazard Control, Inc
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専門家養成訓練 |
11:10 |
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「石油連盟の訓練プログラム」
Mr. Andrew Crawford,
PAJ Technical Advisor, Waterborn Environmental Ltd.
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11:45 - 13:00 |
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<昼 食> |
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サハリンの石油生産と油流出対応体制 |
13:00 |
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「サハリンの石油生産と油流出対応体制について」
Mr. William Stillings,
Deputy Director, Echoshelf Ltd.
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13:35 |
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「ロシアとの流出油防除合同訓練について」
吉田 輝昭,
海上保安庁 警備救難部環境防災課 |
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14:10 |
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「オホーツク海域の拡散・漂流予測モデル」
藤井 崇,
富士総合研究所 |
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14:40 |
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閉会挨拶 |
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岡井正義 石油連盟運輸委員会委員長 東燃ゼネラル石油(株) 代表取締役会長 |
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