石油連盟は、2010年にメキシコ湾で発生した「ディープ・ウォーター・ホライズン」事故のその後について議論するため、第3回油流出ワークショップを開催する。
歴史を振り返れば、大規模油流出事故が発生した後、こうした事故の再発を防止すべく、あるいは(不幸にもそのような事故が再発した場合に)事故による損害を軽減すべく、産業界においても政府においても新たな規制や技術開発、倫理規定の導入が見られてきた。2010年にメキシコ湾で発生した「ディープ・ウォーター・ホライズン」事故も然りで、事故後、様々な技術的並びに政策的な改善策が為されてきた。今回のワークショップでは、こうした取り組みについて発表を行うとともに、それらの影響や効果等について議論することとしたい。
1967年の「トリーキャニオン号」事故、1978年の「アモコ・カディス号」事故、1989年の「エクソン・バルディーズ号」事故、そして1997年の「ナホトカ号」事故といった過去に発生した大規模油流出事故は、我々が省みるべき幾多の経験を生み、将来に向けた改善を目指して、産業界のあらゆる局面における種々の変化をもたらしてきた。こうした変化について現在の最新情報を伝え、将来に向けて為されつつある改善について説明・議論してもらうために、今回、「ディープ・ウォーター・ホライズン」事故に関係した機関等から講師を招聘することとした。
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