国際シンポジウム |
名称 |
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油流出に関する国際シンポジウム −寒冷地における石油輸送と油濁対応− ・・技術、規制、準備、事故事例・・ |
日時 |
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平成17年2月24日(木)〜25日(金)朝10時(朝9時受付開始) |
場所 |
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経団連会館(11階、ゴールデン・ルーム)(クローク1階ロビー) 東京都千代田区大手町1−9−4 TEL : 03−5204−1500 FAX : 03−5255−6233 |
目的 |
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エクソンバルディズ号事故を契機として発足した石油連盟の大規模石油災害対応体制整備事業は、発足以来15年目を迎えるが、その間ナホトカ号、エリカ号、プレステージ号などの大規模油濁事故を経験し、国際的な制度や協力体制の枠組みが順次拡充されてきている。
事故の予防措置の面ではPSC(ポートステートコントロール)の強化やタンカーの二重船殻化の前倒し実施実施などが進められ、事故に伴う損害補償の面でも2005年3月、このシンポジウム終了後間もなく、追加的な油濁補償基金が最高限度額7.5億SDRをもって発効する。
このような予防措置や補償体制の重要性は言うまでもないが、それでも万一の事故のリスクがなくなることはなく、そのリスクを念頭に、事故発生の場合の対応策を策定し訓練を怠らないことも劣らず重要である。
わが国周辺海域ではサハリン島内のパイプライン敷設、石油・天然ガス開発の本格化に伴ってサハリンからの石油輸送が今後通年化し増大する。このような状況の中、昨年台風の余波でサハリン島西海岸に浚渫船が座礁して燃料油を流す事故も発生した。寒冷地での油流出は季節によっては温暖地とは全く条件が異なり、多大な困難を伴うことも予想される。
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言語 |
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日本語、英語 同時通訳 |
主催 |
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石油連盟 |
後援 |
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経済産業省 |
事務局 (連絡先) |
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石油連盟 基盤整備・油濁対策部 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4 TEL 03-3279-3819 FAX 03-3242-5688 |
第1日 2月 24日(木) |
司会:西垣憲司 石油連盟 基盤整備・油濁対策部長 | |||
10:00 | 開会挨拶 | ||
栗田敏史 石油連盟 海水油濁処理協力機構総務部会長 昭和シェル石油(株)環境安全部長 | |||
10:10 | 来賓挨拶 | ||
野中哲昌 経済産業省資源エネルギー庁資源・燃料部 石油精製備蓄課長 | |||
10:20 | 基調講演 | ||
「官民の協力による油濁事故のリスク管理」 アーチー・スミス, CEO, Oil Spill Response Ltd. | |||
10:55 | 「冷水海における油濁事故とその教訓」 ステファン・グレノン, 国際タンカー船主汚染防止連盟(ITOPF) テクニカル・アドバイザー | ||
11:30 | 「第3段階の追加基金の意義と国際補償体制の継続審議状況」 マンス・ヤコブセン, 国際油濁補償基金(IOPCF) 事務局長 | ||
12:10 - 13:30 | <昼 食> | ||
13:30 | 「OPRC-HNS議定書とその実際の適用」 サイモン・リッカビー,D V Howells社 社長 | ||
14:05 | 「日本における油防除対策−現状と課題−」 春田幸一, 海上保安庁 警備救難部環境防災課長 | ||
14:40 | 第1日目終了 |
第2日 2月25日(金) |
10:00 | 「プレステージ号 沈没船からの油回収」 マッシモ・フォントラン, Sonsub社 社長 | ||
10:35 | 「サハリンエナジー社の概要とクリストフォロ・コロンボ事故」 ジョン・ワードロップ, サハリンエナジー社油濁対応プロジェクトマネージャー | ||
11:10 | 「サハリンの油濁対応におけるロシア運輸省の役割」 アナトリー・ヤンチャック, サハリン管区海難救助局長 | ||
11:50 - 13:10 | <昼 食> | ||
13:20 | 「アラスカの極地気象下における油濁対応」 ニック・グローバー, クライシス・マネージャー, アブダビ最高石油会議 | ||
14:00 | 「フィンランド湾での油流出の脅威とSYKEの対応新技術」 カレルボ・ヨルマ, フィンランド環境庁SYKE緊急時対応隊長 | ||
14:35 | オープンセミナー閉会挨拶 | ||
栗田敏史 石油連盟 海水油濁処理協力機構総務部会長 昭和シェル石油(株)環境安全部長 | |||
14:45 | 2005年シンポジウム終了 |