国際シンポジウム |
名称 |
: |
油流出に関する国際会議 −大規模油濁事故への対応と実効的な訓練の実施のために− |
日時 |
: |
平成12 年3 月1 日(水)〜3 月2 日(木) |
場所 |
: |
ホテルオークラ(本館1 階、コンチネンタルルーム) 東京都港区虎ノ門2 −10 −4 TEL : 03 −3582 −0111 FAX : 03 −3582 −3708 |
目的 |
: |
1991 年度よりスタートした大規模石油災害対応体制整備事業は、現 在国内外に11 基地を有し、また、保有する資機材も、1999 年3 月末 には、ナホトカ号事故を反省し、荒天・外洋で使用可能なトランズレ ックシステムを国内2 基地に設置するなどハード面の整備をほぼ終了 した。これまでに大小10 回の貸し出しを行い、国内的にも国際的に も油濁対応能力の向上に貢献してきた。 平成11 年度は、国内ではトランズレックシステム運用訓練(海上保 安庁との合同訓練を含む)、資機材総合習熟訓練の実施、また、海外 ではアラビア湾においてアブダビ国営石油会社(ADNOC
)、サウジア ラムコ(Saudi Aramco )とそれぞれ合同油濁対応訓練を実施する等ソ フト面の充実を図ってきた。今回、石油連盟の資機材基地が更に有効
かつ効率的に機能するよう、国内外油濁防除資機材基地関係者が一堂 に会し、実施した訓練の成果を検討し、また国際的な専門家から油濁 対応のより実際的なノウハウを習得するための国際会議を開催する。
|
言語 |
: |
日本語、英語 同時通訳 |
主催 |
: |
石油連盟 |
後援 |
: |
通商産業省 |
事務局 (連絡先) |
: |
石油連盟 油濁対策部 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-4 TEL 03-3279-3819 FAX 03-3242-5688 |
第1日 3月 1日(水) |
司会:西垣憲司 石油連盟油濁対策部長 | ||||||||
09:30 | 開会挨拶 | |||||||
岡井政義 石油連盟運輸委員会委員長(ゼネラル石油(株)代表取締役社長) | ||||||||
09:40 | 来賓挨拶 | |||||||
福水健文 通商産業省資源エネルギー庁石油部精製備蓄課長 | ||||||||
基調講演 | ||||||||
09:50 | 「油濁対応訓練の重要性について」(訓練と実際の事故対応とのギャップを踏まえて) Mr. Archie F. Smith, Director and Chief Executive, Oil Spill Response Limited(OSRL) |
|||||||
国際油濁専門家の講演 | ||||||||
10:35 | 「大規模油濁事故対応におけるITOPF の役割」 Mr. Hugh D. Parker, Technical Advisor, 国際タンカー船主汚染防止連盟(ITOPF) |
|||||||
11:15 | 「油濁事故と補償システム」 Mr. Herry Lawford, chairman, Thomas Miller (Asia Pacific) Ltd. |
|||||||
12:00 −13:00 | <昼 食> | |||||||
緊急時の資機材輸送 | ||||||||
13:00 | 「緊急時の資機材輸送について(含む資機材事前メンテナンス、輸送手順の マニュアル化)」 Mr. Donald J. Blackmore, Manager,Australian Marine Oil Spill Centre(AMOSC) |
|||||||
13:30 | 「緊急時の資機材輸送について(含む資機材事前メンテナンス、輸送手順の マニュアル化)」 Mr. Donald A. Toenshoff, Jr., Executive Vice President, Marine Spill Response Corporation(MSRC) |
|||||||
14:00 −14:30 | <休 憩> | |||||||
訓練と人材養成:石油連盟 | ||||||||
習熟訓練 | ||||||||
14:30 | 「大型油回収システム訓練実施とその効果」 Capt. Svein E. Kjellsen, Senior Executive Officer, Norwegian Pollution Control Authority(SFT) |
|||||||
【Supplement 】
|
||||||||
15:20 | 「総合習熟訓練の実施とその効果」 | |||||||
遠山 伊勢巳 コスモ海運(株)船舶課長 | ||||||||
【Supplement 】 Mr. Andrew Crawford, PAJ Technical Advisor |
第2 日3 月2 日(木) |
合同訓練 | ||
09:30 | 「ADNOC の大規模流出油訓練"Exercise Ghazal "」 Mr. Edward A. Svitil, Crisis Management Coordinator, アブダビ国営石油会社 (ADNOC) |
|
【Supplement 】 森野 仁志 日本マリン(株)参事 Mr. Glyn W. Higginson, Marketing Manager, Lamnalco |
||
10:15 | 「石油連盟・サウジアラムコ合同流出油対応訓練の実施」 Mr. Saleh O. Balawi, Superintendent, サウジ国営石油会社(Saudi Aramco) |
|
【Supplement 】 大野 敏昭 (株)栗林商会 日石事業部 係長 Mr. Dhaifallah Ali Al Shamrani, Supervisor, アラビア石油(AOC) |
||
専門家養成訓練 | ||
11:00 | 「シンガポールにおける石油連盟専門家養成訓練(於 SEMCO )」 Mr. Chris A. J. Richards, Manager, Singapore Oil Spill Response Centre pte Ltd(SEMCO) |
|
11:30 | 「シンガポールにおける石油連盟専門家養成訓練(於 EARL )」 Mr. Chew Joo Kim, Manager, East Asia Response Limited(EARL) |
|
12:00 −13:00 | <昼 食> | |
最近の油濁関連情報 | ||
13:00 | 「最近のPIMMAG 資機材運用訓練について」 Capt. Jaffar B. Lamri, Head Operations, Petroleum Industry of Malaysia Aid Group(PIMMAG) |
|
13:30 | 「APSC/SERVS によるTAPS 原油の安全輸送システムについて」 Ms. Sharon O. Hillman, Regulatory Management, Alyeska Pipeline Service Company |
|
14:00 | 「Erika 号事故とその対応」 Mr. Joseph G. Small, Head of Response Operations Briggs Marine Environmental Services Ltd. |
|
14:30 −14:45 | オープンセミナー閉会挨拶 宮副 信隆 石油連盟常務理事 |
|
15:00 −16:30 | クローズドセッション 石油連盟基地関係者による自由討論会 テーマ「今後の石油連盟資機材基地の効率的な運営について」 |